7/23 大会初日。



      やっぱり今日も風は吹き荒れている。
    今までで1番強い風。40ノットオーバー!!
    午前中8で出て1時間ほど乗った。クリスも8で出てた。

      12:30、スキッパーズミーティング。
    今日の予定とヒートが発表された。




予選ヒート1〜8。
  1ヒート3〜4人で1位はそのままメインイベントへ。負けた人は他のヒートの
敗者と戦って勝てばメインイベントにいける。
ここで約半数にしぼられて、16人がメインイベントへ。シード選手は16人。

  僕はヒート8、最終ヒートだったので、準備にも余裕があってよかった。
ヒートが始まるとともに風はあがりはじめ、みんな小さいカイトで出ている。
デレウのカイトは6だ。もう目が慣れてしまって6が普通のサイズに見える。
6でもオーバーブロウでみんなトリックに失敗してて、ノーフット系はかなり難しそうだ。


  そして僕の番、もちろん6。カイトをあげるのが恐いくらい吹いてる。
今までこんなガスティ強風で乗ったことない。
ほかの2人も6。これまでのヒートを見てて、高く飛んできれいにライディングすることに心がけることにした。
6でこんなに飛べるんだ〜ってくらい飛んだ。そしてブローが入ると耐えるのがやっとになる。1人はカイトを離してしまったらしい。僕ともう1人の争い。彼は昨日一緒に乗ったけど、かなりうまかった。でもこの風にホンロウされて技がきまらないどころか、ジャンプもままならない。ある意味この強風は僕に味方した。
  ヒートが終わり、ビーチに戻る。ジャッジ席を見ると、ジャッジの人やファディ(コメンテーターしてる?)が僕に向かってガッツポーズしてる。「YOU WIN!!」ヒート1位で通過!明日からのメインイベントに参加できる!ヤッター!!
ヒート表を何度も確認してしまう。ほんと上がったのかなって。周りのみんなも「Good job!」と肩をたたいてくれた。オーガナイザーのマルシオも、今日のパーティにもおいで、と言ってくれた。

  明日のヒートは、すごいメンバーばっかりでどこに入ってもいっしょって感じ。このメンバーと同じヒートで戦えるなんてスゲーうれしい。がんばるぞ!今日ほとんどの選手が来た。マーク・シン、アダム、ウィル、エイベル・ラゴ、マーク・ドイル、・・・・みんな夕方乗ってたけど、やはりこの風にホンロウされてクラッシュしまくってた。1番いい安定したライディングしてたのはマーク・シンとアラン・ハドロウかな。この強風ガスティのために、ハンドルをまた付ける選手が多い。僕も付けようと思ったら折れてしまった・・・・・今日来る予定だったともこさんは来れなくなったらしい。日本人1人でさみしかったし、英語の完璧なともこさんと一緒ならかなり心強い。そして何より去年のゴージ以来の再会となるので、とても楽しみにしてたから残念だ。ほんとにココには日本人がいない。日本語を話す人も。日本ゴワスれてシマイソウデす。。。

  今日は22時からオープニングセレモニー。明日もがんばろう。しかしほんとよく吹くな。夜もずっと。台風みたいに。
オープニングセレモニー。
  22時、会場に向かうことにした。夜外出するのは初めて。いつも通る砂漠の道は街灯ひとつなく真っ暗け。恐いヨー。
会場では、すでにみんなそれぞれ盛り上がっていた。僕はあまり英語が話せないから、孤独になりかけていた。
するとエイベルの彼女が僕を引っ張ってエイベルのとこに連れていった。何かと思うと、「X3の6uを貸してくれない?」と言う。話を聞くと、今naishにも6がなくて、もらえないらしい。6u持ってる僕はラッキーマンなんだって。
(そうかな?日本のライダーはみんな持ってるよね・・・)

  他にも日本のこと、テネリフェのことなんかの話で盛り上がってるうちに、セレモニーがスタート。
あいさつナドナドが終わって、選手が呼ばれはじめた。マーチンや有名な選手が呼ばれていく。
エイベルがビールをおごってくれて、いい気分になりかけた頃、彼が「おまえ、次よばれるよ。」と言う。
まさか〜♪と思った瞬間「COME FROM JAPAN TOMOYASU MURABAYASHI!」マヂデ・・・・・・!
スゲー汚い格好で舞台に上がってしまった。しかも真ん中へん。。わかってればキレイなカッコしてきたのに〜。
みんな上がって記念撮影して終わり。その後、アダムやファディ、クリスと、NORTHやマウイ、ゴージの話をしてるとあっとゆうまに時は過ぎた。すごくいい経験になった。みんなと交流できて楽しかった♪

  写真はないけど、今日のことは僕の心に深く刻み込まれた。
7/24 MAIN EVENT free style。

  今日からメインイベント。12時スキッパーズミーティング。
朝10時に海に行くと、風は・・・弱い?!カイト14でも走らないくらい。
もしかして今日は吹かないのか?!と思ってたら昼過ぎには30〜40ノットに
吹き上がった。

  僕はマーク・ドイルと同じ第1ヒート。最初のヒートは緊張する。
後のヒートの方がゆっくりできるし、他の選手のカイトサイズもチェックできるからいい。
ヒートが近づくにつれ、風が上がってきた。8か6か悩んで8をチョイス。
が、これが結構オーバーパワーだった。ジャンプもトリックもことごとく失敗。
何より流れに乗れず、自分のジャンプする場所をうまくとれなかった。
6でもよかったかな。結果は敗退。
4人中4位の最悪の結果でルーザースを待つことになった。

  ヒート2。マーク・シンとクリスが登場。
マーク・シンは相変わらず安定したライディング(カイトでかい)で1位通過。
しかしクリスはいいライディングをしながらも負けてしまった。
  ヒート3。エイベルは上がるがジェイミーは負けてしまう。
  ヒート4。アンドレ・フィリップが負けてしまった。ヒート5ではなんとアダムも負けてしまう。やっぱりこの風にてこずっていたようだ。あんなにランディングのうまいアダムがことごとく着地に失敗していた。

  準決勝まで終了して、マーチン、ハドロウ、スカイ以外のシード選手はみんな負けてしまうとゆう大波乱の大会となった。今日の試合全部見ていて、目立ったのは、マーク・シン。安定していて、試合運びがうまかった。
そしてマーチンとスカイ。この2人はすごかった。マーチンはスゲー高いカイトループにハンドルパス。
スカイもカイトループを連発して他と1枚も2枚も違っていた気がする。ヒートを見るとすごく勉強になる。どうやって戦うか?ニュートリックもビデオじゃわからないことがたくさんわかる。でもこの風でカイトループはかなり恐い。

  明日のルーザースがんばるぞ。勝つ!!
7/25 ルーザースヒート

  今日も朝は風がなかった。少し早めにテントに行くと、
なななんと僕のウエットがナイ!?海パンも!?探し回ってセキュリティにもオーガナイザーにも探してもらったが見あたらない。誰かが盗んだんだー。。とガックリ。でも僕のウエットなんかやぶれてるし、何の役にも立たないけどな・・・
もしかして日本人イジメ???イヤな気分になった。
  エイベルの彼女に話すと一緒に探してくれてみんなにも伝えてくれた。すると、な、な、なななんと
エイベルもウエットとショーツがなくなってると言うではないか!そしてさらにチャールズはウエット2枚、
ベンはウエットとショーツ、ホセは板を盗まれた。その他大勢。みんな試合前にかなりへこみバッドになる。
クリスは、どこの大会でもちゃんと全部バッグに入れてカギかけなきゃダメだ、と言ってた。ガックリ・・・・・

  レディスヒートが終わり、メンズがはじまった。ウィナーズブランケットはマーチンが獲得。やはり1人レベルが違う。

    次はルーザースで僕はまたもやヒート1。相手はクリス・ギルバート。
  カイトは8。ガスティの中、昨日の反省をいかしてやるだけのことはやった。
  が、クリスのほうが上手だった。またもや敗退。

    世界はそんなに甘くない。あーーーークヤシイ。もっと練習しなければ。

    ヒートは進んでマーク・シン、アダムも敗退。ドミニカの1stアンドレも。
  この風の中すごく高いハンドルパスしてるのはマーチン、スカイ、
  マーク・ドイル、ともう1人決勝に残った選手(名前忘れた・・・)だけだ。
  他の選手はこのコンディションではやはり難しいのだろう。



  今のコンテストの流れは、ボードオフトリックを様々なバリエーションでやっても、カイトループとハンドルパスには
勝てないような感じだ。中にはほとんどカイトループとハンドルパスしかやらない選手が勝ちあがることがあって、少し疑問を感じる事も。でもマーチンは高いハンドルパス、カイトループ、そしてボードオフトリックと全てが融合されていて、文句のつけどころがない。ルーザースもマーチンがあっさり勝って優勝。マーチンのパフォーマンスは群を抜いていた。

  夕方ウィルと話をした。「SPACE MONKEYSを見てカイトループとハンドルパスを練習してるんだけど、この風では
1回もできなかった。」って言うと、「俺もこの風ではできんかったよ。難しいね。ヒート見たけど、ノーハンドルで板まわしてレイルグラブしてたやろ。Nice try.Good job.You good!」と誉めてくれた。落ち込んでた僕は励まされた。
僕なんかのヒートを見ててくれたんだな〜、ほんとうれしかった、ウィルからそんな言葉をいただいて。
何だか元気のないウィル。いつものハードチャージも見られず、いいとこなく終わってしまったように思える。
ウィルのライディングもクールな性格もすごくカッコイイ!

  負けてもカッコいい選手もいるし、勝ってもなんだかカッコ悪い選手もいる。自分のスタイルをつきとおして負けてもカッコいい選手になりたい。今回のマーチンみたいにカッコよく勝つのが1番COOLだけど。
  ウィルでさえハードコンディションとゆう中で、いつもどおりやってのけるマーチンはやっぱりすごいんだと再確認した。
7/26 HANG TIME


  なぜか今日も朝は風がなかった。上がりはじめたのは昼過ぎ。みんな12〜14のカイト。
HANG TIMEのヒートが組まれ、僕は第3ヒート、ウィルとダニーと一緒。計6人。そのうち3人が上がれる。

  ウィルに「いくつのカイトにしたん?」と聞かれ、「12だ、でか過ぎ?」と言うと、「グッドチョイス!」ウィルも12だ。

  HANG TIMEになるとラインを長くする選手が多い。35〜40mラインにするらしい。
クリス、ウィル、チャーリーとかもロングラインにしていた。もちろん僕はそんなのもってきてないからノーマルラインで出る。HANG TIMEじゃなかったら8か10位の風になってきて10にするか悩んだけど12にした。風は上がっている。シンディに聞くと彼女は8にする、と言っていた。
  カイトあげるとかなり手ごたえがある。シーティングベルトをMAXまで引っぱってOUTへ向かう。
1発目で決めてやろう、と思い、もうスピードでインサイドへ。ベルトを戻してフルパワーで飛ぶ。

    「おりゃ〜!!」 ・・・・

  飛び出したいタイミングよりも少し早く体をもっていかれてしまい、板がおきざりになってしまった。。。
おかげで3分位のロス。。。HANG TIMEで勝つには大きめのカイトが必要だから、飛び出すまではブリブリオーバーで走る。12分ヒートで、長いようであっとゆう間に終わった。最初のジャンプで板がついてればなー。。結果は負け。
HANG TIMEでも洗礼を浴びる。でもまた勉強になったことがある。次にいかそう。
7/27 もう1度 HANG TIME&ワールドクラスパーティー

    僕はパッキングのため2回目のHANG TIMEは辞退。

    夜はクロージングパーティー。開始はまたもや22時過ぎ。
  HANG TIMEの結果が発表される。
  もうみんなかなり酔っ払いですごく楽しそう〜。
  僕もクリス、マーク・シン、アダム、ベン、ダニー、ジェフらと話をした。

    時間が経つにつれ、みんなはじけてきて、いつのまにか上半身裸だった。
  ヤバそうだったので僕は遠くから観戦してました。
  楽しみは次回にとっておこう。。


そういえば昨日ここで殺傷事件があったらしい。ホテルへの帰り道も真っ暗で恐いので、同じホテルに泊まっている選手とその家族と一緒に24時には帰った。(帰り道は真っ暗でかなりビビりはいります。。。)そのころには砂のかけあい、ビールのかけあい、つかみあい、とすさまじいことになっとった・・・・・・明日はいよいよバイバイフェルトベントゥーラ!だ。
in MADRID with マーク・ドイル&ベン・メイヤー

  最後の日も相変わらず風は吹き続けている。ほんとよく吹く。12時にホテルをチェックアウト。
ほとんどの選手が今日帰るらしく、空港でみんなと会う。ここに長くいてもしょうがないからかな。
クリスは撮影でNORTHに行くと言ってた。ジェイミーにも空港で別れを告げる。エイベル、ホセにも会った。

  帰りは出発まで2時間の余裕があった。完璧だ。そこにフランスから来ていたロテに会い、
同じ飛行機だとゆうことで、2人で待った。そして彼とお隣のカウンターでチェックイン。
彼はカイトバッグ2個とギアバッグもあるのにオーバーチャージはタダ。
僕はカイトバッグ1個だけしか預けてないのに27ユーロ。納得いかないけど、今回初チャージだからまあいいか。
  15:20発の飛行機は結局15:50発に。ヨーロッパでは遅れるのがあたりまえ?

  そこにスカイ、ベン、マークが慌てて到着。みんな同じ飛行機でマドリッドへ。
ベンとマークは僕と同じで、マドリッドに1泊して明日のフライトだと言う。マドリッドの空港は相変わらず広くて
出口さえわからない。とりあえずベンについていく。2人はホテルが決まってないらしく、僕は予約してる、と言うと、
そこに電話して予約を入れ、さらにシャトルバスまで呼んでくれた。とても心強い。

  シャワーを浴びて、3人でメシ食いに行く。2人が一緒に行動してくれて、すごくうれしくて幸せな気分だった。
国は違っても同じ人間なんだなーと思った。たぶん周りからみると変だろなー。
ベンとマークの間にいるのは何星人???って感じだろう。
  2人とも昨日のパーティーで疲れててあまり元気がない。
砂のかけあいのせいで、まだ頭から砂がでてきていた。。。(恐ろしい・・・・)ステーキを食べ、ホテルに戻る。

  僕は明日朝早く出発なので、「次はMAUIで。じゃあまた。ありがとう!」と2人とはここでお別れ。
ほんとにありがとう。とても心強くて、1人さみしく過ごすはずだったマドリッドがとてもいい思い出になった。うれしかった。
もっと英語勉強しよう!こんな僕にも声をかけてくれるんだ。もっと話せるようになっとかないと、みんなに失礼だし、言いたい事いえたらどんなに楽しいか。カイトもっと練習して今度みんなに会う時は「トモ、うまくなったやんけ!」って言わせてやるー!

  ワールドを回ってるみんなはすごくいい仲間だ。それぞれ違う場所でトレーニングして、大会で会う。そしてパーティーで話をして、キレて、じゃあまたね〜ってすごくいいな〜って思った。僕もワールド回れるようにうまくなるぞー。
↓まとめ↓
まとめ